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読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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メモ帳
※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

カテゴリ:その他著者( 180 )

開かせていただき光栄です

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友人を死んだと思い込ませるため、別人の死体を友人の死体に仕立て上げるため、友人の足には足枷の痕があり、死体の足首に同じ傷をつけるのは不可能だから、死体の脚や腕を切ったというワイダニット。ストーリー自体も面白く、テンポよく読むことができた。
★★★★(4)

by mysterylover | 2019-07-10 23:25 | その他著者 | Comments(0)

「わが麗しのきみよ……」光原百合

 語り手=僕と思わせて、僕=しもべと読み別人というどんでん返し。「朗読するわけにはいかない」、治安判事が語り手にいちいち意見を求めている(若い召使いに対する態度とは思えない)、「医者」というキーワードが出てくるのにそれに該当する人物の描写がない(実は語り手が医者)など伏線もしっかりはられており良作。
★★★★(4)

by mysterylover | 2019-06-26 20:32 | その他著者 | Comments(0)

暗黒女子

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 5人の少女が自作の小説を通していつみを殺した犯人を名指しする。それそれの主張がまったく食い違っているだけにいったい何がどうなっているのか?と思って読み進めていくとまさかのどんでん返し。いつみは5人の弱みを握り自分が主役として輝くための脇役としてそばに置いていたのだ。5人の小説で描かれるいつみとのエピソードはすべてそれぞれが都合のいいように脚色したもの。いつみは死んだふりをしていただけで自分をはめた5人に仕返しをするためにこの場を設けたという。闇鍋の設定がやや不自然に思えたのだがそれも毒を入れるため。5人の小説の中でいつみがだるそうにしていたり、爪や髪の伸びるのが早くなったりしていたのはすべて妊娠が理由だった。なるほど!と思っているとさらなるどんでん返し。常にいつみの影として支えていた小百合が母として平凡になってしまういつみに失望し、彼女を用意した毒で殺したというのだ。そして闇鍋で皆が食べていたのはいつみ自身!最初から最後まで面白くて一気に読み切ってしまった。
★★★★(4)

by mysterylover | 2019-06-17 01:06 | その他著者 | Comments(0)

小説秒速5センチメートル

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 小説を読んで初めて理解できた部分もあったが反面知りたくなかった部分もあった。
澄田の好意に気づきながらも告白させないようにした、というのは意外だった。てっきり気づいていなのかと。
アニメでは貴樹は仕事を衝動的にやめたクズ人間ともとれる描かれ方がされているが、小説では職場では優秀だったこと、やめたくなるのも仕方ないと納得できる環境が描かれている。そして新しく仕事も始め前にすすんでいる。
アニメでは明里は貴樹のことなど忘れて他の男と幸せになるよう描かれているが小説では貴樹とのことを大切な思い出としてしっかり覚えているのがわかる。
アニメではそんなに初恋を引きずっているなら会いに行けよ!と思ったが、小説で実は空白期間に普通に恋愛していました、明里のことは引きずっていませんでしたと分かるとそれはそれで興ざめしてしまう。アニメで感じた美しい何かが破壊されてしまったような魅力が色あせてしまったような感覚。

by mysterylover | 2019-05-06 23:07 | その他著者 | Comments(0)

悪いものが、来ませんように

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 奈津子と紗英が友人と見せかけて親子という叙述トリック。なぜかこの2人を姉妹だと思い込んでいて鞠絵とどちらかが同一人物?なんて見当違いなことを考えていた。この叙述トリックの伏線が見事に張り巡らされている。67頁「いいでしょ、別にお姉ちゃんの子じゃないんだし」奈津子の子と見せかけて鞠絵自身の子である梨里のことを言っている。奈津子にとっては孫なのだ。73頁「みんながちゃんとしてないと、みんなのお母さんがダメな人だと思われるんだよ」しっかりものの奈津子が友人をたしなめたと見せかけて母親としての立場から発言している。121頁「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。どう?そろそろ叶えてくれる気にならない?」自分の子と友人の子が、と見せかけて自分の娘2人の子が、という意味。123頁「親子でお揃いのワンピースで来た」奈津子と紗英の異常な親子関係を表している。186頁鞠絵の証言。母=奈津子のことについてずばり話している。203頁「結婚式の前の晩はなっちゃんと過ごそうとずっと前から決めていたからだ。女ふたりで過ごす独身最後の夜。お酒を飲みながら、ふたりで幼い頃からのことを順番に思い出していくのが夢だった。」仲の良い女友達とのことと見せかけて母親との異常な関係性を表している。
 ラストのどんでん返し、紗英が殺したのを奈津子がさも自分がやったかのようにふるまったというのは蛇足な気もしたが「母の愛」がテーマの作品なんだなと思った。
★★★★(4)

by mysterylover | 2019-04-30 12:24 | その他著者 | Comments(0)

魔眼の匣の殺人

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 クローズドサークル内で男が2人女が2人死ぬと予言された。自分がその予言によって死なないために先に他のメンバーを殺すという動機はなかなか斬新だがさほど驚きはなかった。
 しかしこの作品がすごいのはここから。予言者サキミと思われた人物は実は別人であり、研究ノート内に出てきた「岡町」だったのだ。岡町はさも男のように描かれており、叙述トリックが実にうまく張り巡らされている。見事だ。
★★★★(4)

by mysterylover | 2019-04-27 20:32 | その他著者 | Comments(0)

遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?

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 「佐藤誠」というありふれた名前を利用して同姓同名の知り合いのアリバイを自分のものとして使った、という発想がユニーク。
 上司が娘を殺し自殺したという事実を隠すために、死因をわからなくするために首を切断したというのもなかなか面白い。
 この作品の執筆者が佐藤誠を慕っていた水谷育(獄中結婚しのちに佐藤育)であるというラストのどんでん返しにも驚かされた。結局育は佐藤誠に会えないまま死刑が執行されてしまうんだろうな、と思っていたが面会は「親族か弁護士にしか許可しない」の後者が無理となったら前者できたというわけだ。
★★★★(4)


by mysterylover | 2019-03-24 21:11 | その他著者 | Comments(0)

ななつのこ

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 いわゆる「日常系ミステリ」で全体的に物足りない印象。短編1つ1つもそうだし、全体の繋がりもそう。
★★★(3)
by mysterylover | 2019-03-04 00:51 | その他著者 | Comments(0)

花面祭

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 日記の順番を入れ替え、「気絶した」の「絶」と「し」を指紋で消し「気付いた」だと思わせることであたかも不可能だと思える出来事が現実に起こったかのように仕組んだというのが見事。プロローグとエピローグの相似も四天王の章を読み、それぞれの女性を立体的に感じた後だと余計に鮮やかに感じられる。
★★★★(4)
by mysterylover | 2019-02-12 22:29 | その他著者 | Comments(0)

ボクらのキセキ

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 赤城と青田が怪しい、赤城がふられたのが有亜なのでは?などと考えたが違ってよかった。悟の言い分も多少あっている部分があり、最後にどんでん返しがあるのかと期待していたので全部悟の妄想で片付いてしまったのは物足りなかった。最後の一文、「鞄の中で、携帯電話が鳴ったような気がした。」も意味深だが結局どんでん返しはないようだ。
★★★(3.5)
by mysterylover | 2019-01-01 22:28 | その他著者 | Comments(0)


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