読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

カテゴリ:道尾秀介( 6 )

骸の爪

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 ザ・正統派な推理小説で「向日葵の咲かない夏」のような衝撃のどんでん返しを求めている身としては物足りなさが残った。しかしこの作者もこんな作品を書いていたんだという見識を深めることができたのはよかったと思う。
★★★(3.5)
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by mysterylover | 2014-05-27 16:23 | 道尾秀介 | Comments(0)

片目の猿

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 「なにかありますよ」的な匂わせ部分が多く、それに対して真相のインパクトが弱い印象。主人公が冬絵に声をかけた理由もとってつけたような感じでなんだかなぁ・・・秋絵が男だったことが一番素直に驚けた。
★★★(3.5)
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by mysterylover | 2014-03-19 23:49 | 道尾秀介 | Comments(0)

シャドウ

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 どう考えても洋一郎が精神を病んでおり亜紀に暴行し、恵の遺書を偽装したかのように見えるのだが最後に見事などんでん返し。亜紀に暴行していたのは優しい医者に見えた田地であり、亜紀が洋一郎に怯えていたのは生理の現場を目撃された恥ずかしさからだったのだ。恵の死は亜紀と共に心中するところだったのを亜紀が思いなおし、恵を切り捨てて遺書を偽装したというもの。亜紀が洋一郎に触れられるのを嫌がったのは暴行されたからではなくその際に肩を痛めていたからだった。こうして散りばめられたミスリードがとてもうまいと感じた。さらに洋一郎は田地を殺した後自分が精神病で罪が軽くなるよう精神を病んでいるふりをしていたというどんでん返し。全てを知った凰介がそれでも強く生きていこうとするラストも印象的だった。
★★★★(4)
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by mysterylover | 2012-06-30 14:19 | 道尾秀介 | Comments(0)

龍神の雨

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 息をつかせぬ展開で特に後半は一気に読んでしまった。それぞれの目線で描かれる事件が別の目線から見るとまったく別のものになる、というのが面白い。人のよさそうな店長がその醜さにもかかわらず美人な妻と娘をもっていて不思議には思ったがまあ小説だしそんなこともあるよね、と流していたら妄想ですか、しかも娘って誘拐してきた女の子ですか、とか。この妄想上の妻は同級生と結婚したとある女優なのだがそのCMやエピソードが伏線として描かれているのに後から読み返して気付いてまたなるほど、と。「俺に家族なんていない」のセリフが楓を脅していた辰也の家庭環境を厭わしく思う気持ちから出たセリフかと見せかけて、店長の狂った生活を表していたり(しかも脅迫文も店長で辰也は潔白。ただし体操服は盗んだけどね)、楓が自分がそういうことの対象になるということを実感させられた、とする部分がさも義父に犯されたことのように思わせて実は店長に襲われたことを表していたり、とその辺の作りこみがうまいと感じた。真犯人が明らかになるときの描写も店長の口癖である「おれそのうち痩せるけどね」を使っているのも巧い。最後まで外道っぷりが半端なかった店長だが義父を殺したのは蓮、というのは意地悪でついた嘘なんじゃないかなぁ、と。昔暴力を振るったことは事実とはいえ性的行為は全て店長の濡れ衣で殺されてしまった義父は残念。就職活動もしてやり直そうとしていたのに。店長にその殺人を依頼した楓や義父の殺人未遂及び店長殺人(これは事故、あるいは正当防衛にあたるかな)を犯してしまった蓮の未来はどうなるのだろうか。そういえば辰也と圭介の母親が死んだのは結局単なる事故死ということで父親も里江も関係していなかった、ということでいいのかな。散々2人の妄想があっただけにちょっと釈然としないものもあったが・・・とにかく面白い作品だった。
★★★★(4.5)
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by mysterylover | 2011-01-20 13:26 | 道尾秀介 | Comments(0)

ラットマン

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 主人公が恋人を殺した、というのがミスリードだというのはなんとなく分かったがそれが恋人の妹をかばってのことだった、というのには気付かなかった。・・・と思ったら真犯人は別にいるという抜かりないどんでん返し。さらに過去の事件でも、妹を殺した母の罪を父が隠したのだと思いきや実は妹の死は事故であり、母は妹が自殺したのだと思い込んでいたというどんでん返し。見事に翻弄されてしまった。
★★★★(4)
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by mysterylover | 2011-01-13 15:17 | 道尾秀介 | Comments(0)

向日葵の咲かない夏

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 主人公の友達であるS君が蜘蛛として生き返ったという独特の世界観を前提として物語が進められてゆくため、ファンタジーなのかとちょっと面食らった。最後のどんでん返しは妹がトカゲだったり、仲良くしていたおばあさんがネコだったりといった奇想天外なもので驚いた。S君の存在が前提として描かれているのでぎりぎりOKなラインだろうか。妹の存在は追っていた教師に姿を見られたにもかかわらず見逃されたり、S君を食べてしまったり、母親に妹の名で呼ぶなと注意されたり、と伏線はきちんとはられている。また、母親は母親で人形を妹として扱っているためこのトリックをより分かりにくいものにしているのもうまい。途中で追っていた教師は結局ただの変態だったり、なにかを隠していると思われた主人公が結局S君に死んでくれるよう頼んだだけだったり、とやや消化不良な部分もあったが全体的に興味深く読むことができた。最後に母や父も死に、別の何かとして主人公の傍にいるという描写も印象深かった。
★★★★(4)
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by mysterylover | 2011-01-13 15:13 | 道尾秀介 | Comments(0)


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