・「進々堂世界一周 戻り橋と悲願花」島田荘司★★★(3.5)
戦争ものの小説としては面白かったがミステリーとしてはちょっと物足りない。
・「四分間では短すぎる」有栖川有栖★★★(3.5)
よくそこまで想像が膨らむなぁとは思ったがいまいち入り込めず。実は先輩たちが口裏をあわせていたというどんでん返し?もあまりぴんとこなかった。そしてこの人の関西弁苦手(汗)
・「夏に消えた少女」我孫子武丸★★★★(4)
誘拐された少女と誘拐犯を誤認させる叙述トリック。見事にだまされた!ミスリードを誘っている警官が実は女というどんでん返しもあいまってうまくきまっている。しかしこの人の書く性欲異常者気持ち悪すぎる(汗)
・「柘榴」米澤穂信★★★★(4)
母親による虐待をでっちあげた娘の理由が父親への「女としての」愛情であることに驚愕。
・「恐い映像」竹本健治★★★(3)
なんだかよく分からない上に何にも解決になっていないような・・・
・「確かなつながり」★★★(3)
BL?金銭目的の打算?ころころ展開が変わっていまいちついていけなかった。
・「杜の囚人」長江俊和★★★(3)
妹こそが狂っているのではないか?という疑念は最初のほうからあった。まさか「先生」こそが教祖だとは思わなかったがインパクトにかける。
・「失くした御守」麻耶雄嵩★★★(3.5)
叔父さん怪しいんだけど結局真相は・・・!?この作者特有のもやもや感が残る作品紫色の紐の意味が分からなかった。解答求む。