読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

紫の傷

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・「唯一の証人」★★★★(4)
 浮気相手殺しの犯人が主人公だと陥れられたのようにみえるが、実はそのアリバイの証人である妻を殺してしまっていたというおち。失踪した妻の手紙の「恥ずかしいこと」が主人公の殺人ではなく浮気のことを指していたこと、浮気相手が主人公の妻殺しを隠蔽するため元恋人に主人公が自分を殺そうとしたように見せかけようとしたことがカギ。

・「ゴースト・トレイン」★★★(3.5)
 線路に垂直に横たわったのになぜ列車に轢かれなかったのか-?摩訶不思議なその真相は「小さな子供だったから」という単純なものなのだが筆力によって読ませる。

・「落書きの家」★★★★(4)
 不良ぶりや浮気を見せ付けるかのような不思議な行動をとる隣の家。その理由は娘と父親の性関係を隠すため-ではなくその2人こそが夫婦で娘の母親による偽装夫婦という図式を隠すためだった。少女の語り口で面白く読めた。

・「眼の前の現場」★★★(3.5)
 余命残り少なという話を聞いた主人公の妻が自殺してしまった。しかしそれは別人の余命だった。その真相を隠す主人公。しかし実は妻は自分の余命が短いわけではないことを知っていた。主人公が自分を殺すために嘘をでっちあげたと思ったのだ。妻の浮気相手は彼女は自殺ではなく、なんだかんだ主人公のことしか愛していないのを苦にして自分が殺したのだという。ただしそれを証明することができない今誤った診断を妻が知ったことを明らかにしてほしいとせまる。が、これは罠で妻は自殺で浮気相手が主人公を社会的に抹殺するための計画だった。・・・ややひねりが過剰にきいてしまっている印象。

・「紫の傷」★★★(3.5)
 ボディーガードとして雇われた主人公はある女性とその友人3人を護衛するが彼女が自分を捨てた母親なのではないかと疑う。そして狙われているのは彼女ではなく、自分自身で狙っているのは遺産目当ての母親ではないかとも疑う。が、真相は狙われているのは主人公で間違いないのだが母親や友人は主人公を逆にボディーガードしていたというもの。謎の女まで主人公を守るサイドであったりややおきれいにまとまりすぎている感もあった。
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by mysterylover | 2012-04-19 15:23 | 連城三紀彦 | Comments(0)
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