読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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 殺人犯は絵の中に潜んでいた、黒鳥館と白鳥館は実は銭湯の女湯と男湯だったという真相には唖然呆然としてしまった。しかし、全ての頁、そして作者のことばにさえも「せんとう」というキーワードが隠されているというその努力には衝撃を通り越して感服の念を覚える。 加えて“|黒||鳥|”・“|白||鳥|”と、銭湯ののれんを象ったグラフィカルなヒントがほぼ全頁に配置されているという仕掛けにも頭が下がる思いである。さらに奇数頁の下段に配された“死”・“ね”の文字が浮かび上がり「黒鳥死ね」という怨念にも思えるような言葉ががーっと出てくるところには戦慄させられる。泡坂妻夫の「しあわせの書」をさらに凝りに凝った作品、という印象。「やられた」というより作者の執念に感服させられた思いである。
★★★★(4)
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by mysterylover | 2011-10-20 16:48 | 倉阪鬼一郎 | Comments(0)
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