読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

慟哭

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 まず初めに言っておかなければならないのは私はかつてこの作品を読んだことがあるようだ、ということだ。読み進めていてもしや・・・と思ったが途中で確信した。なので当然この作品の肝である2つのパートの主人公が同一人物であるということにもすぐに気付いてしまった。知った上で読んでいるとAパートの佐伯が娘を殺されたら自分はどうなってしまうか分からないと明言していたり、Bパートの主人公が前職を聞かれて言葉に詰まったり、とヒントが多々あり普通に読者は気付いてしまうのではなかろうか?と思える。とはいえ以前読んだ時に気付いた記憶もないのだが。(警察の人が犯人だったなーくらいのおぼろげな記憶でなぜか特に印象をもたなかったようだ。知らない状態でじっくり読んでみたかった。)というわけでやはりこのトリックを分かった上で読んでしまっているので面白さは半減以下だった。とはいえこの作品のさらにすごい点は、最後に佐伯の娘を殺したほうの犯人はいまだ捕まっていないという事実が明かされ終わるというところだろう。この最後の部分をもってタイトルである「慟哭」の持つ意味がぐっと深まっている。
★★★(3.5)
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by mysterylover | 2011-05-14 15:43 | 貫井徳郎 | Comments(0)
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