家にいた妻を人質にとられその救出を図る主人公、という構図に見せかけて実は家にいたのは死体であり、犯人はそれを利用して主人公に脱出を手伝わせようとする。この犯人に妻殺しの罪をなすりつけるのかな?と思いきや実は死体は妻ではなく、妻を幼少期から敵対視していた女性だった。むき出しの敵意から逃れるために条件反射的に妻は彼女を殺してしまっていたのだ。そんな妻を守るため、主人公は犯人の逃亡を手伝うふりをして彼を毒殺。意外性はあったが、犯人を殺す意味があまり感じられず犯人をはめるストーリーのほうがよかったかな、と感じてしまった。
★★★(3)