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読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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メモ帳
※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

殺人犯対殺人鬼

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 二重人格の主人公が殺人犯兼殺人鬼とかいうオチだったら嫌だなーと思ったらそうではなくてホッ。主人公=殺人犯とみせかけて殺人鬼だったというどんでん返し。しかも殺人の動機が「殺した相手の名前でしりとりを続ければ悪霊退散できる」というぶっ飛んだものなのだから恐れ入る。ラストまで独特の世界観だった。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-08-12 01:03 | 早坂吝 | Comments(0)

ストレート・チェイサー

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神の視点だと思わせていたものが実は「魔法の眼鏡」をかけて姿を見えなくしていた登場人物の一人だったというどんでん返し。「魔法の眼鏡」が偽物だという前提で読んでいたので驚かされた。ミステリーだと思っていたらSFだった、みたいな。ただ伏線はしっかりとはられている(一例として209頁の「その刹那、リンズィの手からオートマチックが叩き落とされる。」がある。これ、誰が叩き落としたんだろう?と思った。)し、言われてみると納得する部分も多いのでうまくできている。神の視点にしてはやや不自然な描写だなと思ったりもしたがまったく気づけなかった。神の視点だと思わせておいて実は、というパターンは他にも読んだことがあるがこれはこれで面白かった。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-07-29 00:54 | 西澤保彦 | Comments(0)

開かせていただき光栄です

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友人を死んだと思い込ませるため、別人の死体を友人の死体に仕立て上げるため、友人の足には足枷の痕があり、死体の足首に同じ傷をつけるのは不可能だから、死体の脚や腕を切ったというワイダニット。ストーリー自体も面白く、テンポよく読むことができた。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-07-10 23:25 | その他著者 | Comments(0)

「わが麗しのきみよ……」光原百合

 語り手=僕と思わせて、僕=しもべと読み別人というどんでん返し。「朗読するわけにはいかない」、治安判事が語り手にいちいち意見を求めている(若い召使いに対する態度とは思えない)、「医者」というキーワードが出てくるのにそれに該当する人物の描写がない(実は語り手が医者)など伏線もしっかりはられており良作。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-06-26 20:32 | その他著者 | Comments(0)

暗黒女子

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 5人の少女が自作の小説を通していつみを殺した犯人を名指しする。それそれの主張がまったく食い違っているだけにいったい何がどうなっているのか?と思って読み進めていくとまさかのどんでん返し。いつみは5人の弱みを握り自分が主役として輝くための脇役としてそばに置いていたのだ。5人の小説で描かれるいつみとのエピソードはすべてそれぞれが都合のいいように脚色したもの。いつみは死んだふりをしていただけで自分をはめた5人に仕返しをするためにこの場を設けたという。闇鍋の設定がやや不自然に思えたのだがそれも毒を入れるため。5人の小説の中でいつみがだるそうにしていたり、爪や髪の伸びるのが早くなったりしていたのはすべて妊娠が理由だった。なるほど!と思っているとさらなるどんでん返し。常にいつみの影として支えていた小百合が母として平凡になってしまういつみに失望し、彼女を用意した毒で殺したというのだ。そして闇鍋で皆が食べていたのはいつみ自身!最初から最後まで面白くて一気に読み切ってしまった。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-06-17 01:06 | その他著者 | Comments(0)

何様ですか?

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 平林の毒舌が面白く、倉持穂乃果のいい子ぶったブログが不快だと思って読み進めていくと意外などんでん返し。倉持穂乃果は平林の上を行く悪者でブログは尊敬していると見せかけて軽蔑していた作家の真似をして書いていたのだった。268頁の「それぞれに世間を驚愕させる計画を秘めつつ何食わぬ顔で日常をやり過ごしている四人組。」とあるが他の3人、特に清野などはいったいなにを企んでいるのだろうか?悪意の塊のような作品なので好き嫌いがわかれると思うが私はなかなか気に入った。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-06-11 19:20 | Comments(0)

まほろ市の殺人

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・無節操な死人 倉知淳★★★(3)
 死体をアドバルーンに括り付けて飛ばしたために起こった不可解な事件。

・夏に散る花 我孫子武丸★★★(3.5)
 主人公がみずきの妹だと思っていた少女こそが成長障害で幼いままのみずき本人というどんでん返し。文通で心を通わせ、恋心に発展した二人なのに結局見た目で姉が選ばれてしまうのかと思うとみずきにも同情の余地はある。

・闇雲A子と憂鬱刑事 麻耶雄嵩★★★★(4)
 犯人が遺体の右側に置いていったものがすべて人偏の旁だった。(伏、件、休など)さらに遺体の右側の耳だけに火をつけていたのは犯人=耿子自身の署名だったというどんでん返し。耿子が憂に言った「優しくなれ」の言葉の真意は、人偏に「憂」で「優」になれ、死体の旁に憂が転がっていることを示しているという戦慄。天才麻耶雄嵩ならではの発想だ。

・蜃気楼に手を振る 有栖川有住★★(2)
 偶然やご都合主義に頼りすぎ。

# by mysterylover | 2019-06-02 23:28 | 麻耶雄嵩 | Comments(0)

小説秒速5センチメートル

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 小説を読んで初めて理解できた部分もあったが反面知りたくなかった部分もあった。
澄田の好意に気づきながらも告白させないようにした、というのは意外だった。てっきり気づいていなのかと。
アニメでは貴樹は仕事を衝動的にやめたクズ人間ともとれる描かれ方がされているが、小説では職場では優秀だったこと、やめたくなるのも仕方ないと納得できる環境が描かれている。そして新しく仕事も始め前にすすんでいる。
アニメでは明里は貴樹のことなど忘れて他の男と幸せになるよう描かれているが小説では貴樹とのことを大切な思い出としてしっかり覚えているのがわかる。
アニメではそんなに初恋を引きずっているなら会いに行けよ!と思ったが、小説で実は空白期間に普通に恋愛していました、明里のことは引きずっていませんでしたと分かるとそれはそれで興ざめしてしまう。アニメで感じた美しい何かが破壊されてしまったような魅力が色あせてしまったような感覚。

# by mysterylover | 2019-05-06 23:07 | その他著者 | Comments(0)

悪いものが、来ませんように

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 奈津子と紗英が友人と見せかけて親子という叙述トリック。なぜかこの2人を姉妹だと思い込んでいて鞠絵とどちらかが同一人物?なんて見当違いなことを考えていた。この叙述トリックの伏線が見事に張り巡らされている。67頁「いいでしょ、別にお姉ちゃんの子じゃないんだし」奈津子の子と見せかけて鞠絵自身の子である梨里のことを言っている。奈津子にとっては孫なのだ。73頁「みんながちゃんとしてないと、みんなのお母さんがダメな人だと思われるんだよ」しっかりものの奈津子が友人をたしなめたと見せかけて母親としての立場から発言している。121頁「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。どう?そろそろ叶えてくれる気にならない?」自分の子と友人の子が、と見せかけて自分の娘2人の子が、という意味。123頁「親子でお揃いのワンピースで来た」奈津子と紗英の異常な親子関係を表している。186頁鞠絵の証言。母=奈津子のことについてずばり話している。203頁「結婚式の前の晩はなっちゃんと過ごそうとずっと前から決めていたからだ。女ふたりで過ごす独身最後の夜。お酒を飲みながら、ふたりで幼い頃からのことを順番に思い出していくのが夢だった。」仲の良い女友達とのことと見せかけて母親との異常な関係性を表している。
 ラストのどんでん返し、紗英が殺したのを奈津子がさも自分がやったかのようにふるまったというのは蛇足な気もしたが「母の愛」がテーマの作品なんだなと思った。
★★★★(4)

# by mysterylover | 2019-04-30 12:24 | その他著者 | Comments(0)


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