読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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メモ帳
※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

監獄舎の殺人

 斬首の刑手として、きちんとその首を斬り落とせるか自信がなかったから、というその時代背景ならではのホワイダニットが印象的。さらにこの作品の妙味は、2人の異なる人物が殺さない程度に毒を盛ったところ結果として致死量になってしまったという点にある。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-07-19 04:14 | その他著者 | Comments(0)

5分後に驚愕のどんでん返し

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やっぱりどんでん返しはある程度の長さがある作品で伏線が張り巡らされてこそだな、と実感させられた。正直これが数ある作品の中から本当に選ばれたの?と思ってしまうような作品が多数。隣家で殺人が行われたと疑っている主人公自身が住人を殺しなりすましていた、というラストの話が多少よかったくらいか。
★★(2)
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# by mysterylover | 2017-07-19 04:09 | その他著者 | Comments(0)

予告探偵西郷家の謎

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実は予告探偵の正体は火星人でした、という最後のどんでん返し(と言えるのかどうか)が唐突すぎてポカーン。そしてそのどんでん返しの必要性がまったく感じられない。ただ意外な結末を最後に取ってつけたような感じは麻耶雄嵩の神様ゲームに通じるものがある。
★(1.5)
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# by mysterylover | 2017-07-19 04:05 | その他著者 | Comments(0)

真夏の日の夢

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 あとがきで作者が「見取り図が好き」と言っているがならばこそこの作品には見取り図がほしかった。主人公の語りだけでは理解しにくく、なぜつけなかったのか大いに疑問。
 女性だと思っていた人物が男性だった&男性だと思っていた人物が女性だったというダブルの叙述トリックにしてやられた!19頁の「他のみんなは綽名だけど、この人だけは本名だ。」っていうのが気にはなっていたのだがまんまと騙されてしまった。真相がわかってから読み返してみると伏線が随所に散りばめられている。今回は一つずつピックアップしてみたい。
 まず20頁、「レイ」の綽名の由来はとあるアニメのキャラクターそっくりな外見をしているから&これで髪を水色に染めたら完璧と言われていること。こんなのどう考えてもエヴァの綾波レイだと思っちゃうでしょ!ちなみに真相のほうのアニメは知らなかったのでピンとこず。
 31頁、食事当番を男女ペアにするシーン。ここではレイ(女と見せかけて男)と龍之介(男と見せかけて女)を組み合わせることでうまくミスリードしている。
 48頁、蘭花に彼氏ができたと聞いて龍之介が落ち込んでいるように見えるシーン。これだけ見ると龍之介は蘭花のことが好きなのかな?とも思える。57頁の「蘭花は料理上手なー」「あらあら、じゃあ嫁にもらってくれる?」「蘭花は酒癖が悪いから勘弁さー」なんてあぁもうじれったい!お前らくっついちまえ~!くらいの勢い。
 色恋沙汰で言えば172頁、レイが主人公のことを尊敬していると打ち明けるシーンでこれはレイ、主人公に気があるな~とまんまとミスリードされていた。
 115頁、「修太郎(主人公)は別に先輩のものじゃないんですしー」「ま、まぁ、確かになー…」「先輩!そこで退かないで下さい!」も主人公はほんとに先輩一筋のBLだな~(・∀・)ニヤニヤくらいに思っていた(笑)
 127頁・128頁龍之介が大好きな親友(男と見せかけて女)と恋人(女と見せかけて男)をなくしたというのも巧いミスリード。
 138頁・139頁、主人公に好きな女の子がいないと聞いて龍之介が落ちこむシーン。なんとなく読み飛ばしちゃったけど真相がわかったうえで読むと主人公~!!お前両想いだぞ~!!ってなる(笑)
 183頁、主人公が自分の宝くじを風呂場で盗んだのは誰か推理するシーン。消去法で龍之介だと思ったが、龍之介は男ではなく女なので彼女と話していたレイが犯人ということになる。
 193頁、主人公が「まぁ…大切な女性なら、おりますが」と打ち明けるシーン。え?こんなにBLなのにそうだったの!?と思ったが素直に考えれば龍之介先輩(女性)のことなんだよね。でもどうしてもその真相には至れなかった。龍之介が西澤保彦の某キャラクターを彷彿とさせるからかも。
 196頁、龍之介が片想いの相手に思いっきり脈なし宣言されたとのこと。これはもちろん先述の138頁・139頁を受けてのことだがここでもわからなかった。
 極めつけは230頁、「それにつけても先輩、胸が思いっきり当たっています。龍之介先輩は自分のスタイルのよさを自覚すべきだと思うわけですが…」という記述。ここに至っても龍之介先輩は筋肉隆々なんだな~くらいに思っていた鈍感な自分はある意味幸せ者だと思う(笑)
 これは叙述トリックとは関係ないが、97頁に因幡さんが兄が蒸発したと打ち明けるシーンがあり、さりげなく事件の動機のヒントとなっている。
 一読したときはあ~このパターンの叙述トリックか~くらいの印象だったが、読み返してみると見事に張り巡らされた伏線の数々に感動。素晴らしい作品であった。
 最後に一つ残った疑問。273頁で因幡さんの名前が「匠」だと意味ありげに明かされているがその意味が分からなかった。もしわかる方がいたら教えていただけると幸いです。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-06-14 23:18 | その他著者 | Comments(0)

魔人館事件ー夏と少女とサツリク風景ー

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 よくある館モノと見せかけて犯人は館自身(館に仕組まれた殺人機械)というどんでん返し。自称ロボットのハテナが怪しい、というかロボットくらいしかこんな連続殺人はできないのでは、と思っていたのだがまさかの真相であった。妻木の殺人をほのめかす語り部分がうまいミスリードとなっている。犬神、ハテナ、主人公のキャラクターも魅力的で面白い小説だった。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-06-06 16:09 | その他著者 | Comments(0)

双蛇密室

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 飛ぶことのできる「トビヘビ」を使っての犯行ははぁ…そんなことができるんですか…という感じだった。しかし、子宮姦のために穴を広げようと膣に入れた腕が胎児によって噛まれた、その胎児は蛇に噛まれた母体からへその緒を通して毒素を血中に吸収していたため、噛まれた男はアナフィラキシーショックで死んだという真相には脱帽。まさに人類史上初と思われる胎児による殺人事件だ。子宮姦向きのペニスかどうか調べるために被害者の双子と寝たというのがらいちらしいというかなんというか…
★★★(3.5)
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# by mysterylover | 2017-05-27 14:58 | 早坂吝 | Comments(0)

誰も僕を裁けない

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 京=埼という叙述トリックだが、埼=らいちかと思っていたので見破れなかった。また、十八歳未満と性行為をするのがいけないことだというのはなんとなく知っていたが、十八歳と十七歳のカップルでも条例違反になることがあるというのには驚いた。しかも館が回転していた最中の行為だったため、埼玉県と東京都のどちらの条例を適用するべきかわからない、どの法に違反したという罪状が確定しないから起訴することができないというのも驚き。「法こそ言葉遊びの最たるもの」というらいちの言葉が印象に残る。性行為をしている最中に(シックスナインの時に)相手に気づかれずに人を殺すというのもユニークでらいちシリーズならではの奇抜なトリックだと感じた。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-05-27 14:49 | 早坂吝 | Comments(0)

クレイジー・クレーマー

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主人公の恋人=人間の美乃と見せかけてクマ型ペットロボットのテディ・バディだったというどんでん返し。口調が明らかに変わっているのでおかしいな?とは思ったが真相には至らなかった。万引き常習犯・マンビーの正体が少し物足りなかったがテンポよく面白く読むことができた。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-05-02 16:17 | 黒田研二 | Comments(0)

おやすみ人面瘡

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身体中に人の顔の形をしたコブが発症する病気『人瘤病(じんりゅうびょう)』が蔓延した日本という設定でグロイ描写が続いていく。途中でそのグロさに少し嫌気がさしたりもしたが、読んだ感想としては評価されるだけのことはある優れた作品であった。その病気の設定がやたらこと細かに説明されているのだが終盤で畳みかけてくるどんでん返しはその設定があったからこそ成り立っているものばかり。その点で言えば「僕のアバター斬ったのか」に通じるところがあるだろう。今まで主人公だと思っていたのが実は…というのにはまさにやられた!2つの視点が切り替わるのでそこに何か仕掛けがあるのだろうとは思っていたが、それぞれ別人だと思っていた人物が実は同一人物だったというのも秀逸。これは「十角館の殺人」にも通じるところ。途中推理が二転三転するところなどはややだれた印象もあったが、終盤の畳みかけが素晴らしい。とことん救いようのないラストシーンもよかった。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-04-26 02:39 | その他著者 | Comments(0)


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