読書記録


ミステリーを中心とした読書記録※ネタバレ多数あり
by mysterylover
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※個人的な感想・評価(五つ星)です。
※ネタバレにつながる部分が多数あります。

双蛇密室

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 飛ぶことのできる「トビヘビ」を使っての犯行ははぁ…そんなことができるんですか…という感じだった。しかし、子宮姦のために穴を広げようと膣に入れた腕が胎児によって噛まれた、その胎児は蛇に噛まれた母体からへその緒を通して毒素を血中に吸収していたため、噛まれた男はアナフィラキシーショックで死んだという真相には脱帽。まさに人類史上初と思われる胎児による殺人事件だ。子宮姦向きのペニスかどうか調べるために被害者の双子と寝たというのがらいちらしいというかなんというか…
★★★(3.5)
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# by mysterylover | 2017-05-27 14:58 | 早坂吝 | Comments(0)

誰も僕を裁けない

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 京=埼という叙述トリックだが、埼=らいちかと思っていたので見破れなかった。また、十八歳未満と性行為をするのがいけないことだというのはなんとなく知っていたが、十八歳と十七歳のカップルでも条例違反になることがあるというのには驚いた。しかも館が回転していた最中の行為だったため、埼玉県と東京都のどちらの条例を適用するべきかわからない、どの法に違反したという罪状が確定しないから起訴することができないというのも驚き。「法こそ言葉遊びの最たるもの」というらいちの言葉が印象に残る。性行為をしている最中に(シックスナインの時に)相手に気づかれずに人を殺すというのもユニークでらいちシリーズならではの奇抜なトリックだと感じた。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-05-27 14:49 | 早坂吝 | Comments(0)

クレイジー・クレーマー

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主人公の恋人=人間の美乃と見せかけてクマ型ペットロボットのテディ・バディだったというどんでん返し。口調が明らかに変わっているのでおかしいな?とは思ったが真相には至らなかった。万引き常習犯・マンビーの正体が少し物足りなかったがテンポよく面白く読むことができた。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-05-02 16:17 | 黒田研二 | Comments(0)

おやすみ人面瘡

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身体中に人の顔の形をしたコブが発症する病気『人瘤病(じんりゅうびょう)』が蔓延した日本という設定でグロイ描写が続いていく。途中でそのグロさに少し嫌気がさしたりもしたが、読んだ感想としては評価されるだけのことはある優れた作品であった。その病気の設定がやたらこと細かに説明されているのだが終盤で畳みかけてくるどんでん返しはその設定があったからこそ成り立っているものばかり。その点で言えば「僕のアバター斬ったのか」に通じるところがあるだろう。今まで主人公だと思っていたのが実は…というのにはまさにやられた!2つの視点が切り替わるのでそこに何か仕掛けがあるのだろうとは思っていたが、それぞれ別人だと思っていた人物が実は同一人物だったというのも秀逸。これは「十角館の殺人」にも通じるところ。途中推理が二転三転するところなどはややだれた印象もあったが、終盤の畳みかけが素晴らしい。とことん救いようのないラストシーンもよかった。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-04-26 02:39 | その他著者 | Comments(0)

人間じゃない

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・「赤いマント」★★★(3)
 狂言の理由は男性に犯された時についてしまった血を隠すためかと思ったが、男の香水の匂いを消すためというのが真相。どちらでもいいような気がする。

・「崩壊の前日」★(1)
 気味の悪い幻想小説。

・「洗礼」★★(2)
 作中作の犯人当ての問題は全員に正解されてしまっているが、それは想定内のことらしい。「どんどん橋、落ちた」の番外編ということでどんでん返しを期待していただけにがっかり。

・「蒼白い女」★★(2) 
 ホラー小噺。

・「人間じゃない」★★★(3)
 血液が赤ではなく黒だからそれはばけものという「漫画だからこそ成り立つ仕掛け」が小説に取り入れられている。

綾辻行人の未収録作品集ということで読んでみたが全体的にがっかりな印象だった。デビュー当初の作品たちから感じられるどんでん返しの面白さはもうほとんど本作からは感じることができない。新本格ミステリーでデビューした作家たちの多くが行き詰まりをみせているのは事実であるし、そういった作品をずっと高いレベルで書き続けていくことが難しいのであろうことはわかるのだが…思い入れのあった作家だけにやはり残念だと言わざるを得ない。
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# by mysterylover | 2017-04-11 10:57 | 綾辻行人 | Comments(0)

匿名交叉

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楓の同僚が怪しい、とか悟が家を空けすぎだろうとは思っていたが、まさか悟=ソラパパ(棚島)だとは思いもよらなかった。楓と悟が事実婚であることが真相をわかりにくくしている。そうしてわかってみると悟の発言(子供のいない生活はいいといった)もそいういう意味だったのかと。その衝撃の真相がわかった後の部分はやや蛇足にも感じたが見事にやられることができた良作であった。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-04-04 20:27 | その他著者 | Comments(0)

僕のアバターが斬殺ったのか

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 まずタイトルで惹かれた。改題前は「幻想ジウロパ」だったそうだが断然改題後のほうがいいと思う。なんとも不思議なゲームの世界観になかなか理解が追い付かなかった(島田荘司氏の選評には彼の頭脳の「若さ」に驚かされた)が、ストーリーがテンポよく面白く読み進めることができた。作られたゲームの世界だからこそ成り立つ殺人と錯誤がこの小説の肝。特殊な家庭環境が怪しく、里歩が犯人かと思ったがそれはまんまとミスリードにひっかかっていたのであって、彼女の姉が真犯人。特殊な家庭環境もトリックを構成する一要因となっている。御影をはじめ各キャラクターも好ましくさすが賞をとるだけの作品だと思った。
★★★★(4)
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# by mysterylover | 2017-03-24 01:42 | その他著者 | Comments(0)

パレード

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 今風の若者の男女の共同生活が描かれ続け特に事件も起こらない。このまま終わってしまうのか?と思ったところでまさかの真相が。メンバーの中で最もまともに思えた直輝が通り魔であり、ほかのメンバーはそのことを知っていたけれど居心地のいい今の環境を壊したくないため黙認していたというのだ。なんともぞっとする話である。直輝の犯行動機については占い師の言葉が伏線になっていたといえばなっていたが、ほかのメンバーがどうして気づいていたのかなどもう少しそちらの伏線もほしかった。
★★★(3.5)
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# by mysterylover | 2017-03-14 13:56 | その他著者 | Comments(0)

マサの弁明

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 依頼者の宮部みゆき(=作者)が実は過去に犯罪を行っていたというどんでん返しだがはぁ、そうですかという感じ。正直つまらなかった。
★★(2)
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# by mysterylover | 2017-03-09 01:27 | その他著者 | Comments(0)


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